力を入れて、力を抜くことでゆるめる
硬く緊張したまま元に戻らなくなった筋肉、
放っておいてもなかなか元に戻りません。(過緊張)
そのままにしておくと、筋細胞への酸素や栄養の供給
ができず、また老廃物の排出ができなくなります。
つまりリンパ間質液が循環できなくなっている状態です。
その状態が継続すると、発痛物質であるブラジキニンが
放出され、それが痛みのセンサーである受容器に作用し
痛みやこりなどの不快症状が発生します。
また、拮抗する伸筋側の筋膜などに、放散痛や関連痛と
呼ばれる痛みが出ることもあります。
この緊張を取り去るには、筋肉をゆるめればいいのです。
そのひとつの方法が、力を入れて力を抜くという方法です。
緊張した筋肉を、さらに自力で収縮させます(力を入れる)。
そうやってその筋肉に刺激を与え、その後にリラクゼーション
(休ませるように脱力する)を与えると、緊張した筋肉細胞は
活性化され筋肉自身が持っているエネルギーが十分に働きだし、
自発的に過緊張から解放され るというものです。
実際には、2~3秒間力を入れてもらいその後に力を抜きます。
力を抜くと同時に、リラックスして深呼吸を2~3回行います。
これを2~3セット繰り返します。
たったこれだけで、緊張した筋肉がゆるんできます。
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